さぬき市津田町にある「津田の松原 海水浴場」は、樹齢600年を越える古木など三千本の松が立ち並ぶ海岸です。古くから、海といえば「津田」というほど香川県民に愛されている海水浴場です。瀬戸内海国立公園でもあり日本の渚百選にも指定されています。
先日ラジオカーで、こちらで夏季期間中は40年以上、海の家を切り盛りし、津田の松原売店組合の組合長も務められている堀河正則(69)さんにお話を伺ってきました。
堀河さんによると、昭和45年~昭和55年ごろが津田の松原海水浴場が一番にぎわっていた時期だそうです。そのころは海の家も17軒ほどあり、砂浜にぎっしり軒を連ね、人が通るのもやっとの隙間しかないほどの盛況ぶり。砂浜には人が溢れ、家族で桟敷席を借りてのんびり海水浴を楽しんでいた風景がありました。
いまは経営者も高齢化が進み、後継者や経営上の問題から、海の家も5軒ほどに。
私も20年以上ぶりに津田の松原海水浴場に訪れました。でもそこは以前と変わらない穏やかで優しい海が待っていてくれました。
「ここは内海やから、波が穏やかで泳ぎやすいんや。松の木陰に入るとクーラーいらずの涼しさもあるから、津田の海に遊びにおいで」と堀河さん。看板犬も待っています。
津田の松原海水浴場の海の家は、8月末まで。