直島の港で会った【立石肇】さん。肇さんは、困っている人を見つけては声をかけます。『バスの乗り場はここやで』『写真とってあげようか』『ここ行ったか?ええとこやぞ〜』などなど。
直島で生まれ、直島で育った肇さんは、直島が変わっていくのをずっと見てきました。その中で『たくさんの人が直島に来てくれるようになって嬉しい』と言います。『だから、せっかく来てくれたんやから、いっぱいいい思い出作って帰ってもらわんとな』と。
誰に言われたわけでもなく、笑顔でみんなに声をかけるのです。瀬戸内海の島に来られた方が『島の人が優しくて。お話できて楽しくて嬉しかった』と言ってくれるのをよく耳にします。そう、島の方との出会いは【島旅】には欠かせないのです。
むかーしむかし、直島は賀茂女島とか真島とか呼ばれておった。
崇徳上皇が讃岐の国へ流される途中、しばらく直島に留まることになった。
島の人々は、たいそう喜んで崇徳上皇をもてなしたしたそうじゃ。
しばらく滞在した後、讃岐の国へと船で出発する際、
名残を惜しんで悲しむ直島の人々をみて、崇徳上皇は、『なんてまっすぐで純真な人たちだ』とえらく感動したそうじゃ。そんな素直な人たちが住む島を、「直島」と名付けたそうな。
直島は『素直な人』の島。アートの島、建築の島として世界に名だたる直島ですが、人のあたたかさに触れてまた行きなくなる島なのです。肇さんの笑顔は、心をふんわりほぐしてくれます。そんな肇さんは、直島の空と海が大好き。特に夕陽が好きで、直島の夕陽スポットに行っては写真を撮っているそうです。
直島に行って、肇さんに会ったら、ぜひ聞いてみてくださいね(^^)。いや、きっと笑顔で肇さんから声かけてくれますよ!
『どっから来たんな〜』