こんにちは。
うら☆島太郎です。
今日は、2月11日(土)に、香川県立高松東高等学校で開催された「瀬戸内さばける教室inかがわ @高校生版」についてリポートしたいと思います。
そもそも「瀬戸内さばける教室」って? なんなの?
ちょっと簡単に説明しますね・・・
現在、日本における魚介類の1人当たりの消費量は減少を続けており、農林水産省の「食料需給表」によれば、食用魚介類の1人1年当たりの消費量は、2001年の40.2kgをピークに減ってきており、2016年度には、24.6kgとなり、減少傾向が続いています。
皆さんの食卓に並ぶ魚を獲ってるのは、漁師さんです。
漁師さんの漁法の中に、底曳網漁(そこびきあみりょう)があります。
その漁では魚も獲れますが、同時に海底ごみも取れます。
漁師さんは、魚とごみを分別し、取れたごみは港に持ち帰り、適切に処理しています。
このような活動をしている漁師さんがこの先も漁師を続けていくには魚を買ってくれる人・食べてくれる人が増えないと漁師さんがいなくなってしまい、海底ごみを取る人がいなくなってしまうんです。
このように魚を食べる事と海ごみ問題は、密接な繋がりがあります。
今回の瀬戸内さばける教室を体験し、今の海がどうなっているのか知ってもらい、家族や友人にお魚を食べることが、海の環境にとって良くなることを発信してもらい、未来に豊かな海を残す活動を取組む人を増やすこと目指しているのです。
なるほど・・・なるほど。。。
そうなんだ!!!
どんなイベントなんだろう??
では、当日の様子をリポートしますね!
プログラムの最初に、高松地区底曳網協議会の男谷勝会長による海ごみのお話。。。
底曳網漁(そこびきあみりょう)はどんな漁なのか?
びっくりした海ごみは?
魚と一緒に取れたごみはどうしてるの?
などなど、漁と海ごみにについてお話を伺いました。
次にお話いただいたのは、新鮮市場きむら 鮮魚コーナー担当の太田晴敏さんからお魚についてのお話。
普段のお仕事についてどんなことしてるの?
美味しいお魚の選び方は?
会社として海ごみ削減について取り組んでいることはあるの?
などなど、お魚や会社の取組について色々お話を伺いました。
お二人のお話内容は、普段聞くことのない話ばかりです。
今回参加いただいた参加者のみんなも興味津々で耳を傾けています。
どの話も非常に興味深い話ばかりで、すごく勉強になりました!
男谷さん・太田さんありがとうございました(⋈◍>◡<◍)。✧♡
次はいよいよお魚さばき&調理体験です🐡
ジュヌヴィエーヴ・キュイジーヌ料理教室の山中先生の指導の下、アジをさばき、「アジのバター醤油焼き」と香川の郷土料理でもある「タコと里芋の煮物」を作りました。
さばいたことない参加者ばかり!?
先生に手ほどを受け、みんな上手にさばいて調理して、美味しそうな料理が完成しました。
やはり、自分でさばいて作った料理は格別だったようで、とっても美味しかったみたいです。
食後に参加者皆さんの声を聞くことができました。
一部抜粋しますね。。。。。
・いいだこが、10年前と比べて1/100になってることに驚いた。絶滅しないか心配。
・t(トン)の単位で海ごみがあることに驚いた。
・自分たちが魚を食べることで、海に関わる人々や環境が良くなることがわかった。
・瀬戸内海の海ごみがこんな問題になってるとは知らなかった。思ったより多い。
・漁師さんが、海底のごみを取ってることを初めて知って驚いた。負担が大きい。
・自ら捌いた体験や調理ができ、家庭でも披露してみたい。
・捌ける人が増えると魚を無駄なく消費出来、社会に良い影響が与えられると思った。
など非常に素晴らしい前向きな感想を聞くことができました。
今後は、普段の生活の中でごみを出さないような行動(マイバックやマイボトルを持つ)を実践し、豊かな海を守るための行動を約束してくれました。
一人一人の歩みは、小さな一歩かもしれませんが、今日参加してくれたみんなが家庭や学校で学び体験したことを広めてくれたらきっと大きな一歩になります。
1人の100歩より100人の1歩です(⋈◍>◡<◍)。✧♡
みんなのこれからを全力応援したいと思います。
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