無沙汰しています。ツリキチ🎣です。
先日ですが、漁師のまち歩きツアーと題して、ガイドの仲間と一緒に高松漁港周辺をブラブラ歩いてきました。
香川県は、瀬戸内海という世界でも有数の豊かな海にめぐまれ、色々な種類の魚介類が棲んでいます🐟🐟🐟
同じ瀬戸内海でも、播磨灘、備讃瀬戸、備後灘、燧灘とそれぞれの環境に合わせて漁業が発達してきました。
この漁業や漁法に応じて、色々大きさや構造の船があり、高松漁港にも多くの船が停泊しています。漁師さんは、これらの船で海の恵みを獲って我々の生活に届ける重要な一部を担っています。
これらの活躍している船を見たり、漁師さんから話を聞いたり、港町ならではのスポットを巡りました。
巡る途中には、底引き網漁業を行っている漁師さんの船へ乗せてもらい、獲れた魚のニベ、マダイ、シタビラメ、ヒラメ、メイタガレイ、セトダイ、カサゴ、キス、アナゴなど多くの種類を見せてもらいました。参加メンバーも想像以上に色々な種類の魚を見ることができてビックリ‼
ベテラン漁師は、経験をもとにして「狙う魚種を決めて、その日の潮色や潮汐、時間など色々な条件を考えて漁場を決める」ようです。この場所の見極めができないと、網を入れても全く魚は獲れないようです。
また、「板子一枚下は地獄」言われるような厳しい海を生活の舞台にする漁師や船乗りは海の信仰を大切にしており、船にある船霊様(ふなだまさま)についても話を聞きました。
船霊様は船玉様(ふなだまさま)とも書き、漁民や船乗りの間で広く信仰されている船を守る神様で、将棋の駒に似た形状になおり、最近のFRPの船は操舵室に祀られています。この船霊様のかたちや中身(木製の容器になっている)は、地域による特徴があるようです。
身近な漁港ですが、周辺をブラブラと歩き漁師さんの話を聞くと知らないことが多くありました。また、港まちと人々の生活のつながりを感じることができました。