レポート
2023.05.26

絶品!「自家製しめ鯖」で考えるこれからの海や魚について

こんにちは、うどんまんです。

 

スーパーではよく見かける「鯖(さば)」

日本人にはとても馴染みのある魚の一つだと思います。

 

鯖といえば、塩焼きか味噌煮がメジャーな調理法です。

 

青背魚の一種で、良質なたんぱく質や脂質が多く含まれています。

特に、近年注目されているのは、鯖に多く含まれるEPAやDHA。

よく「魚を食べると頭が良くなる」と言われる理由の一つです。

(もう少し掘り下げると、頭が良くなると言われているのはBDNFという生体タンパクの一種。DHAがこのBDNFを増やすと言われています。)

EPAやDHAには他にも多くの効果が期待されており、そういった面からも鯖は日常的に美味しくいただきたいお魚でもあります。

 

塩焼きも味噌煮も炊き立ての白いご飯にも合いますよね!

 

でも最近オススメの食べ方は「しめ鯖」です。

 

先日、友人の漁師さんから獲れたての鯖をいただきました。

 

ここで余談ですが、鯖や鰯などの青背魚はよく「足が速い」と言われます。

それは泳ぐスピードが速いというわけではなく「傷みやすい」ことを指します。

 

他の魚たちより多くの酵素を持っているため、酵素によるタンパク質の分解が早く進んでしまうからのようです。同時に、あの傷んだ時の生臭さの正体はまさに、健康にいいとされてるEPAやDHA(オメガ3脂肪酸)がとても早く「酸化」するためそれによって生じる匂いです。

 

つまり、何が言いたいかというと、

本当に新鮮な状態の鯖を手に入れて食べるのは日常では難しいということです。

 

今回は、ありがたいことに新鮮でとてもいいサイズの鯖をいただいたので、「しめ鯖」にチャレンジしてみました。

 

作り方は簡単。

昆布を少し入れて、「すし酢」で漬けただけ。

一晩冷蔵庫で漬けて翌日、表面をガズバーナーで炙っていただきました。

 

炙ることで脂がジュワッと浮いてきて、その香りと味はたまらなく美味しいものでした。

ほんの少し醤油をかけても、また塩味が加わりご飯が進みお箸が止まらなくなりました。

 

こんな時、いつも思います。

こんなに美味しい魚が香川の海でも獲れること、もっと知って欲しくて、皆が知ることで「海」や「魚」に対して向ける目も変わってくるのではないだろうか。

 

やっぱり美味しいものはこれからも食べていきたい。

海の恵に感謝しながら、本当に必要な量だけの魚を獲って、美味しくいただく。

 

そんなことを想像しながら魚を食べられている「今」だからこそ、始めていかなければいけないのかなと思い始めています。

 

 

補足:アニサキスに注意!

これは生食の時におきます。厚生労働省のHPやリーフレット(https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/000515869.pdf )に注意書きが記載されているので、ぜひ一度目を通してみてください。

アニサキスは刺激に弱く、傷がつくとすぐに死ぬのでよく噛んで食べることも対策になると言われています。

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