かつては『塩飽水軍』で名を馳せた塩飽諸島の本島。
その歴史を知ることができるのが『塩飽勤番所』です。塩飽勤番所は、塩飽領を統治する役所として1798年(寛政10年)に建築されました。勤番所と呼ぶ建物は、全国でここ本島にしか残っていないません。今は歴史資料館として一般に公開されていますが、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康らの朱印状、大岡越前守の漁場の裁許書など、塩飽の歴史を物語る資料が展示されています。
そして本島の北側に位置する『笠島地区』。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されていて、タイムスリップしたかのような景色が広がっています。また間近に瀬戸大橋を一望することができ、瀬戸内海の景色の美しさも存分に味わえます。
海での名前を全国にとどろかせた塩飽水軍。江戸初期には幕府の御用船として活躍し、巨万の富を島に運んだといわれています。
瀬戸内国際芸術祭2016でも、本島は海外の大物作家を中心に注目作品が目白押しです。作品はもちろん、歴史を勉強していくと本島は別の楽しみ方もできます。歴史好きのみなさん!海の歴史を楽しんでみてはいかがですか?