お知らせ
2019.05.31

淡水魚のアユを【海水】で養殖ですって?!

こんにちは。カメノテ🐢です。
瀬戸内国際芸術祭2019春会期も終わりまして、一息ついている瀬戸内海に・・・ビッグニュースが飛び込んできました!
多度津高校の海洋生産科栽培技術コースの生徒たちが、淡水魚の「アユ」をなんと海水で養殖することに成功したというのです!!アユの塩焼き大好き❤という方も多いのではないでしょうか?

アユには特有の寄生虫がいて、刺し身などの生食では無理だったはず!それが、もしかして???何がどうなったのかおしえて!みなさん!!

実験に実験を重ねた結果・・・

  1. これからの動向が楽しみ
  2. 丁寧に心を込めて

アユは「横川吸虫」などの寄生虫が多く食中毒の危険があり、生食には不向きです。そこで「横川吸虫」などがいない海水で養殖し、寄生虫の恐れがない安全性が高い養殖魚を開発しようと、昨年から3年生の課題研究で実験を始めていました。

川魚の「アマゴ」を段階的に海水に慣らす手法で養殖した「サツキマス」という前例がこの高校にはあるものの、アユは、海水中のビブリオ菌に特に弱いため、何度か失敗を繰り返しました。そして、瀬戸内海の水温が15度を下回り、同菌が休眠状態になった11月中旬から実験を進めて・・・見事成功!!!!!

カメノテ🐢も同校を何度か取材していますが、失敗しても、あきらめない生徒さんたちのひたむきな姿勢と粘り強さには、頭が下がります。

海水温が低い冬の瀬戸内海の特性を活かすことで、海水を冷却するための費用をかけず、さらに、アユが一般に市場に流通するより早い時期に出荷できるメリットもあるんだそうです。

アユの英名スイートフィッシュから取って「マリン・スイートフィッシュ」と名付けられたこのアユたち。同校2番目のオリジナル養殖魚が今後どういった形で私たちの食卓にのぼってくるのか!楽しみに待ちたいと思います❤

まだまだ、品質の向上などの改良を続けるそうです。養殖を手掛けたいという漁業者がいれば技術や情報を提供したいとしている彼ら。商品の開発にも抜かりがない若者たち。香川の、日本の、海の未来は明るいですよ!

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