こんにちは!サザエでございま〜すっ♪
瀬戸内海の小豆島と言えば、みなさんきっとオリーブを連想しますよね。
今回は、小豆島にたくさんあるオリーブの中でも、究極のオリーブをご紹介します。
それが、土庄町のオリーヴの森にある「樹齢千年のオリーヴ大樹」です。
“生命の樹”と呼ばれるオリーブの雄大な姿は、土庄港から車で8分の場所にあり、事前の申し込み無しで誰でも見学可能です。
2011年の東日本大震災が起こった翌日、日本中が動揺している最中に神戸港を経て小豆島へ到着した樹齢千年を超えるのオリーヴ大樹。
この大樹の故郷は、スペイン南部のアンダルシアなんだそうです。
スペインから小豆島までなんと10,000kmの旅!
もともとは高さが8メートルほどもあったものを、コンテナに入れるために高さ3メートルほどに伐採。独特な管理技術を用いて、1ヵ月間約1万kmの海路を経て小豆島へ運ばれてきました。
重さは約3トン。
トラックの重機で吊るす際には、樹皮が傷ついたりしないよう毛布などで保護し慎重を期して作業が行われたそうです。
そばにある立て看板にはこんな記述がありました。
「人々が見守るなか、オリーヴの樹は翌年の春、青々とした新芽を芽吹かせ、初夏には白い花を咲かせて、秋にはたくさんのオリーブの実をつけました。
その姿は「生きる力」にあふれ、小豆島という新しい場所でふたたび目覚めたことを喜んでいるようにも見えました。
平和と繁栄を象徴するオリーヴは「生命の樹」とも呼ばれています。あしたを生きる希望、いのちの鼓動を感じてください。」
古代から人々の暮らしの中で大切にされてきたオリーブ。
この悠久の天の恵みを、この瀬戸内・小豆島からもっともっと広げたい!そんな多くの人々の強い想いを感じることができます。
少し歩くと、瀬戸内海を見渡すことのできるテラスがありました。
この場所でのおすすめは「プランツ メディテーション」。
海を正面にしてゆったりできる格好でテラスに座り、瞑想をする体験。
植物の美しさ、知恵から人間が学べることはたくさん。
ひとつひとつの植物の知恵を読み解きながらその知恵を人間の中へとインストールするもの。
この場所には、スマホでQRコードを読み取ると体験できる2つのプログラムが用意されていました。
体験が終わったら、少しの間、まわりの自然にゆっくりと目を向けて、余韻を味わってみる。
故郷の地中海に似た温暖な瀬戸内海を眺めながら、このオリーヴ大樹はどんなことを思っているのでしょうか。
広く美しい瀬戸内海を見ながらゆっくりと自分の内側と向き合うことで、いろんな気づきを得ることができそうです。
忙しい毎日を過ごされている皆さん。
パソコンやスマホの画面ばかりではなく、海を眺めてちょっと一休みすることも大切なのかもしれません。
少し足を延ばして大自然のエネルギーを存分に感じることができるパワーポットにお出かけしてみてはいかがでしょうか?