こんにちは!おと★姫子(*´艸`*)です。
豊かな海の再生を図りつつ・・フードロス問題の解消にも繋がる新たな”特産品”が香川に誕生するかもしれません。地元の漁業者と産官学が連携しスタートさせたのは、その名も「讃岐うどんウニ」プロジェト!!
なんだかワクワクする試みが始まりましたよヾ(*´∀`*)ノ
今月半ば、高松市庵治町の沖で地元の漁師さんにアドバイスをもらいながら多度津高校海洋生産科の生徒が海に潜りました。
岩の間から引き上げてきたのは・・ムラサキウニ。いま、周辺の海底に大量発生しています。という事で、あっという間にカゴがいっぱいになっていましたよ。
さて、ウニと聞けば高級な海の幸と思いがちですが・・大量発生したウニが藻を食べてしまい、磯焼けに。そして、そのウニも身がほとんどなく食材にならない為、とても困りものなんです。
香川県の藻場面積の推移を見ると、藻場を形成するアマモは1970年代後半から急激に縮小。<゜)))彡歩調を合わせるように漁獲量も右肩下がりに減少しています。
10年以上前から藻場の再生・創出に取り組んできた香川大学 によると
「藻場は、まさに海の基礎と言っても過言ではない場所で産卵場・餌場・保護育成場と生物にとって欠かせない場所」「漁師さん達からは、地の魚が獲れないという声を異口同音に聞くので、そういった事の解決にも藻場の再生保全というのは欠かせないものになってきている」との事。
そこで!今回のプロジェクトでは、
地元漁業者と高校生によるムラサキウニの捕獲・回収によってウニの個体数密度を下げ→藻場の再生、再生産・拡散による藻場拡張を目指す!!(=゚ω゚)ノ。
そして、回収したウニは”うどん”などを与えて養殖し「讃岐うどんウニ」として商品化を目指す!!(=゚ω゚)ノというものなんです。
今回のプロジェクトのきっかけとなったは・・・・多度津高校海洋生産科が1年前から始めた新ブランドの開発実験でした。
学校の近くのうどん店では、”さぬきうどん”の品質を守るために茹で上がりから30分経ったうどんは廃棄しています。
そこで!店に協力してもらい、1日あたり30玉~40玉ほど出てしまう廃棄うどんを冷凍して生徒が海で獲ってきたムラサキウキに与えてみると・・1年間、うどんだけを食べたウニは身がやや白くなり詰まった甘い身に育ったのでした。
(*´艸`*)今回、庵治沖で回収したムラサキウニはおよそ400個。
”讃岐うどんウニ”は今では、香川大学と庵治漁協・飲食店なども協力し、「豊かな海の再生」や「フードロス問題」さらに「特産品の開発」といくつもの希望が託されたプロジェクトに発展しました。
今後は、うどん以外に昆布やイリコの出し殻をそれぞれ与え身太りや味を見ながらエサの配合の割合を決める事にしています。早ければ1年後にはお披露目できるかもという事。
うどん王国「讃岐」ならではの斬新なプロジェクトに乞うご期待ヾ(*´∀`*)ノです!!