レポート
2022.01.19

正月飾りと”カンノメ”を焼く「志々島」の伝統行事

こんにちは。久しぶりに志々島に行ってきた・・・おと★姫子です!

香川県三豊市詫間町の志々島は、かつて切り花の出荷や漁などで賑わい1000人を超える人が住んでいましたが過疎化が進み、空き家の活用や移住促進などの取り組みが行われています。
現在、島民は19人。しかし・・志々島らしい生活と伝統はしっかりと受け継がれています。ヾ(*´∀`*)ノ

この日、島民が集まり行ったのは”とんど焼き”。高松では”おみかん焼き”なんても言われますが正月飾りを各家から集めて焼き、その火で棒に刺したミカンや餅などを焼いて食べると1年間健康に過ごせるとされています。しかし!!志々島ではお餅ではなく”カンノメ”を焼く伝統があるんです。

”カンノメ”とは米粉を小判型に丸めて蒸したお団子。かつて、志々島は「餅をつかない島」として生活してきました。
戦国時代、土佐の長宗我部氏に攻め入られ・・年の暮れの落城と共にこの島に兵士が逃げてきたのがきっかけで、敵軍がいつ攻めてくるかわからないので餅つきどころではなかったといいます。

そんな伝統を守っていこうという移住者の方たち。最高齢97歳のそもそもの島民も頼もしくその姿をみながら焼きたての”カンノメ”をほお張っていましたよ(*´艸`*)。

変わらない”島の暮らし”があります

  1. 詫間町の須田港から定期船が出てます
  2. 熱々の”カンノメ”は香ばしくて美味しい!
  3. こうして島の毎日は寄り添いながら進む

さて、そんな”カンノメ”のお味は・・・無茶苦茶おいしい!ヾ(*´∀`*)ノんです。お餅の様に粘りは強くありませんが、もちもちの食感が癖になる感じ。焼いた表面は香ばしくて、パリッとしています。あんこをのせたり、海苔を巻いたりして頂きました。

志々島の伝統にふれて、島の良さを再確認したおと★姫子なのでした(*´艸`*)。

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